直球派から技巧派へ

別に野球のことではありません。新人講師からベテラン講師へと移り変わるときの注意点を表した言葉です。
アルバイトで塾講師をしたことのある人はわかると思うのですが、1年目のときは、どれだけ予習をしてもなかなかわかりやすい授業はできないものです。しかし、一生懸命がむしゃらに声を張り上げて授業をすれば、生徒にこちらの熱意が伝わります。つまり、勢いまかせの直球勝負です。
しかし、5年6年と経験を重ねていくと毎年同じことを教えているのでかなり解りやすく教えることができます（別に自画自賛ではありませんが）。ある程度、教えることができるようになれば、今度はいかに生徒を惹きつけるかを考えなければなりません。もし、ここで新人講師と同じように直球で勝負すると、逆に生徒に不快感を与えてしまうことになります。例えば、「あの先生、声大きすぎ、やかましいわ〜」とか「つねに怒っているんかな〜」というような事を言われてしまいます。つまり、キレていると思われちゃうんですね。
そこで、ある程度声量を調節して、生徒が入り込むスペースを作る工夫が必要となります。状況による声の調節、これが変化球です。
如何せん、僕は直球勝負しかできません。ある学年においてはかなりの生徒に嫌われていたのではないかと自分でも思います。
「技巧派への転身」昨日の不言実行とともに夏期講習会の課題です。
明日から夏期講習会、完全な夜型の生活をしているので、朝からの授業は大変です。何年たっても慣れないんだな〜。